ヴォーカル、ブルース レッスン

『没入しているときのほうがピッチも声も良くなるという事も実際に体感する事が出来ました』

お名前 Mr.  D.I.  年齢  48  
学校 / ご職業  自営業   お住まい   兵庫 
受講レッスン コード系プログラム 専攻  Vo 
音楽歴、音楽活動等  15 年

①このプログラムはブルースフォーマットを使って
音ひとつずつをsoulで唄える様に工夫したところが特徴です。
如何でしたでしょうか?

メロディーを歌いながら沁み込ませていくことで歌えなかった音が歌えるようになることを体験できました。

=最初はナビゲーションの手法を使います。
先ず、ナビに沿って唄える様にしてしまう事。
そしてその雰囲気を自分のものにしてしまう事。 です。


自分とメロディーとの間に相性のようなものがあり、
感覚的に違和感を覚えてしまうとなかなか歌えないというような現象が起きたのも興味深い発見でした。

=ですね、しかし、違和感=食わず嫌い。とお話ししました。
音はたった12種類しかないのですから、そのどれとも仲良くなれる様に。ご自身の為です。
結果、唄えてしまうと、嫌いだった音が一番好きに、というか、無意識に唄ってしまった音が
今迄違和感を覚えていた音だった事は一緒に録音を再生して驚かれた様子を思い出します。祝!


結果的にはそういったバリアを取り払って音にのめり込んでいくことを心がけて取り組むことで、
馴染みのなかった音が歌えるようになるまでになりました。

=あ、そういう事です。ブルースに限らず、どんな曲でも、自分の作曲する時の閃きにしても
分け隔てなく唄える事が全ての可能性を広げます。


大人になると何でもかんでも楽しむということはなかなか難しいことですが、
その姿勢は非常に大事だと思いました。

=努力した先に楽しみがあり、愉しみを感じ、更に自分が音に化身した至福を味わう事が出来ます。
このプログラムはその至福が味わえる様に、心からひとつひとつの音を自分のものとして唄える様にを目標としています。

また没入しているときの方がピッチも声も良くなるということも実際に体感することができました。

=はい。受講される前のご相談メールの悩みがピッチでしたね。
そう、ピッチはその音の自分にとっての気持ちが明確に自覚出来たとき、初めてジャストミートで唄えます。
つまり、心から湧き出でる必然が自覚出来ないままに、ピッチを合せようとしても一生、肝を突いた歌声にはならない訳です。

自分の中から音楽が素直な形でアウトプットされていく過程をプログラム内で体験できました。

=少しずつ、心から唄えている様子を観て嬉しかったですが、更に
最初に、「正直言ってどれが音が下がっているのか、どれが上がっているのか区別が付きません。。」
と仰っていた人が、
録音して一緒に聴いて行く内に、
どれが心の入っている音か、どれが肝を突いた音か?
を聴き分ける耳がご自身の内に出来てきた事が何よりもの収穫だったと思います。祝!


②思い出に残るエピソードがあればお願い致します。
表現する立場の人間は第三者の立場から音楽と向き合い、
のめり込みすぎてはいけないという先入観を持っていましたが、
先生のおっしゃる「soulで歌う」ということでピッチや声質などの面でも非常に高い成果が出ると思います。

=アーティストは皆、自分にのめり込んで音楽出来ます。
言い換えれば、自分の世界にのめり込める人がアーティストになります。
「自分ありき」です。
ジャンルを問わず、自分の世界だけにのめり込める人を見たり聴いたりすると、
それが出来ない人々は魅了されてしまう訳です。

役者が役になりきるような感覚で取り組むことが重要だと思います。

=はい。そのとおり。歌詞を唄うヴォーカリストは勿論の事、
楽器を演奏する人も作曲家の心のストーリーに共感して
そのメロディーに自分の心が移入出来る出来る人が
アーティストになります。

先生のおっしゃる「こどもの心」というものが成功を大きく左右する要素だと痛感しました。

=子供はそれを無意識に本能的にやります。
はい。ジャンルを問わずその世界に活躍している人はみな子供の心を持っています。
楽しくて仕方がない!夢中にやっていると他の事は何もかも忘れてしまう!
そういう時間をライフワークの中にバランスよく入れながら
自分が生きている証拠を歌声で残していってください。祝!!!

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貴重なアンケートを有難うございました。礼。 沢村